朝食に豆腐。
なんとなく日本人らしい気がする。
午前中は4時間連続で学科教習。
この授業は学科といっても、車の内容に関するものではなくて、人の「救急」に関するもの。
大型二種免許は、人を乗せることを前提としている免許なので、事故などで「もしものとき」を想定しているから救急の授業があるらしい。
など日常生活でも役立ちそうな内容だった。
医師や看護師はこの救命救急の授業は免除されるらしいが、内容的には免除されるのはごもっともである。
自動車学校の教習に来たのにもかかわらず、病院関係の授業を受けているようで新鮮だった。
教官AB氏も丁寧にわかりやすく教えていた。
ビクビクとした変な緊張感が自分から消えたせいか、食事がのどを通るようになった。
仮免許証の表面
仮免許証の裏面
仮免許証を受け取った。
大きさは通常の免許証のようにカードサイズではなく、5倍くらい大きいものににょろにょろのケースに入っているもの。
あくまでも「仮」の免許であり、練習中のみ使用するだけなので、実際に一人で大型バスを公道でぶん回す、なんてことはできない。
最終的には免許センターで本試験に合格したらその時点で返却しなければならないので、紛失することなく大事に自己管理して保管しなければならない。
教官 NGS 比較的若い方でメガネした男性
初めてのバスでの路上走行。
地方の道路であるあるの、車線が消えかかって見えないところが実は路上検定で重要な箇所だったりする。
普段の走行では気をつけていないことも、教習となるとそうはいかない。
とはいっても、この教官は那須自動車学校デフォルトの上から目線の高圧的な方ではなく、曲がり角のタイミング等も教えてくれる。
教習所では使用しなかったが、地方の道では大型バスでもスピードを60キロまで出す箇所がある。
そこでは、ギアを五速まで使うこともある。まれに、60キロを六速で走ることも。
都心部の大型バスの教習ではありえない。
教官 KRKW 後ろ髪が長い男性教官
路上教習中、途中で敢えてだと思うが、小学校帰りの子供いる時に路端停車(標識等をバス停にみたてて停車)した。
その時は指摘されなかったが、教習所に戻ってきてから「あの時は、子供の後ろからゆっくり進んで、子供が先に進むのを通してから止まる」と言われた。
普通自動車ではあまり意識していなかったことではあるが、大きい車を扱うときには特に安全に注意することなので、ごもっともである。
停止するときに、どうしてもポールの前で右に曲がってしまうのは、まだ自分に自信がないからかもしれない。
路上教習から帰ってきて教習所内を走行し始めたときに、「第二交通帯に入れ」と言われるが、初めて聞いた言葉だった。
怒鳴られても知らないし…
教習内部でふだん使っているのであろう用語は、教官は知っているんだろうけど教習生は明されなければわからない。
なかなか厄介な問題であるが、ここ那須自動車教習所では頻繁に起きる。
なぜなら誰も説明しないから。
教習所内では方向転換を一度練習した。
後方に下がって行く時、45度付近に来たら、後ろ確認するとのことを忘れていた。
その時は『聞いてないよ』と思っていたのだが、教習本に書き加えていた自分のメモを見たら書いてあった。
第一段階のでのあの丁寧な女性の教官が教えてくれた言葉を残していたから。
やはり、メモを見直すっていうのはこういう時必要だと痛感した。
教官 SRKW かなりのベテランらしい 本人曰く、パスに一発試験で受かった世代 最近はずっとバスに乗っていなかったとか。
こういう年配で自らのことを話し始める教官はたいがいしてハズレる。
そもそも教習生よりも自分の言いたいことを言い始める時点で、教えるっていう意識低いから。
自衛手段として、教習生自ら職人技を見て利用する、という方法しか残されていない。
実際に路上走行しても、やはり、走行中からごちゃごちゃと何を言いたいのかわからない口調で怒鳴り気味にかなり言われる。
「クラッチのタイミングが悪い」
「減速でアクセルで調整でなくブレーキで一発で停止しろ」
他にも色々言われたのだが、なんとなくはわかるんだけど、わかりにくい説明が逆に頭を混乱させる。
言われる通りにやってみる
しかし、そもそもこの教官が分かりにくい説明のため、実際は逆のことをしていたのか、と後から自分で気が付いたりする。
おまけに最後に戻ってきてからは、「お前は運転する仕事なんかできない」意図の発言まで。
ほんとショックだ。
いまだに、こういう相手の気持ちを考えない発言を平気でする教官がいることにあきらめを感じ始めていた。
カレー。先日も提供されていたが、味はおなじく辛すぎもなく甘すぎもなく。
学科4時間、路上3時間と長い一日だったのだが、最後の路上教習の教官の教え方に『ああいった高圧的な上から目線の教官に、こちらがお金をだして教えてもらいたくない』という感情が頭をグルグル回ってしまっている。
会社やさまざまなグループでも割合的に数パーセントはイヤな奴っているとは思う。
しかし、那須自動車学校の教官は数パーセントがまともで、残りの大多数がイヤな奴という逆の割合である。
いままでの人生で感じたことのないギクシャクした感がいっぱいだ。