卒業検定に合格すれば、この教習所の食事も最後なのだが、微妙な空気を察知している自分がいた。
検定員 MYZW
1回目の卒業検定は思い出すだけでもがっくりきてしまう。
鋭角で脱輪してしまったから。
鋭角は3回切り返す必要はなかったかもしれない。
どんどん内側の部分が狭くなっていったのはわかってはいたが挑戦心がわいてしまい、結局脱輪してしまったのであった。今から思うに2回目でも十分にクリアできたかもしれない。
まずは、自分の技量不足であったことは認めよう。
卒業検定は、教習所内での検定と路上での検定があるのだが、もう初めの時点でアウト。
その後は、もうかなりの開き直り走行に近かった。
方向転換はできたものの、方向変換に入る入り口のところをスルーし後退して入れ直したり。
路上に出てからも運転はした。
唯一、ネットの情報からヒントを得させてもらった路端停車(ポール等を停留所にみたてて停車)の位置は、完全にコツが掴めた。
ドアの一つ前の窓枠の半分で停めればいいのだ。
そのほか、ミラーの確認や、オーバーハングの確認、スピード等も申し分なく、自分的には順調にいったと思っていた。
しかし、全ての走行が終わってからの教官のコメントが、人間の話す言葉ではなかった。
コメントというよりここまで人格否定発言をする人間がいるのか、話し方を知らない人がいるのか、というある意味世の中の老害爺さんの縮図を見た気がした。
教官「合図いつしてる?」
私 「進路変更しようとする3秒前です。ミラー→ミラー→合図 →ミラー→ミラー→動作です」
教官「あんた、合図と同時 1秒もない」
あまりにハゲ教官さんの強い口調に
私「はい」
その後に、「自分では確認してから動作しているつもり」と言ってしまったのがいけなかったのだろう、反抗したと思われたらしい。
教官「お前の運転なんか怖くて乗せらんね。いつやってんの?」
「あんたにお客さん乗せる資格ない」
「あんたはそういう人」
って…
もうどこまでそんなえげつない発言がでてくるのかわからないくらいのオンパレード。
大人が大人に向かって「あんたはそういう人」発言を面と向かって言うか?って
100歩譲って日常生活での発言ならありうるかな、とは思う。
今は教習所ですよ。
お金を払って、お金をもらって、教えられる立場と教える立場です。
マジにこんな人種の人が教える教官にいるんだって
言われ方があまりにひどすぎて、逆にこの教官の境遇を想像してしまった。
思うに不機嫌な家庭環境にいて、間違いなくうまくいっていないと思う。
すいません蛇身ながらお節介で(皮肉)。
もう1人卒業検定を一緒に受けた方は、鋭角も方向転換もバッチリできていた。
しかし、最初のバスをぐるりと回るしきたりを端折ったところから気に入らなかったらしい。
この人にこの教官がコメントを言っているところで聞こえてしまったのだが、自分と同じように重箱の隅をつつくようなことを怒り口調で話していた。
聞こえたところでは、対向車が来ていないのに右折をしなかった、、、とドヤ顔で責められていた。
どっちにしろ誰が受けてもこのMYZWという人が検定員だと何やっても受からないな、と感じた。
自分が合格しないことはわかっていたが、1回目の卒業検定の発表まで30分ほど待っていた。
もう1人の彼も散々言われてたみたいだけど受かってるハズ、と思いきや、ありゃま彼も不合格…
間違いなく検定員の悪いくじを引いたせいだな。
今日は自分は落ちるべくして落ちた。
もう、卒業することは運のような気がしてきた。なぜなら教官・検定員によって判断が違うから。
ここ那須自動車教習所の検定員は昭和まるだし変わる気もない爺さんが多いので癖がありすぎる。
唯一自分なりによかったと思えたのは路端停車(ポール等を停留所にみたてて停車)である。
停車位置が把握できた。
運転席から見て、ストップ位置がどんなときでもわかったと体得できたことかな。
一度目の卒業検定に落ちたことで、再び2日間延泊が決定した。
普段は、昼に白ご飯を食べることはないのだが、今日だけはやけ食いに近い形でご飯をたべた。
昼から気分転換に鬼怒川温泉に入りに行こうと思いたち、準備をした。
ホテル内の大浴場までの廊下
鬼怒川温泉はバブル期に鬼怒川沿いに大きなホテルが乱立していましたが、今は廃業になっているところも多く街全体としては閑散としていた。
観光地としてはNGなのかもしれないが、自分にとっては静かで落ち着いた気分になれたのは幸いだった。
途中、那須塩原温泉近くの七ツ岩吊橋というところに寄った。
つり橋の下が見えるようになっていて、下に川が流れているその上を歩くのは落ちそうな気になりドキドキ感が味わえる。
定番のカレーライス。
ここにきて3回は食べているメニューである。